表面の炎症が落ち着いたものの、内部に残った炎症で赤みがひかない状態
炎症を起こした赤ニキビや、さらに炎症が悪化して化膿した化膿ニキビ発症すると、症状がおさまっても赤みがひかない場合があります。
ニキビ跡が赤く目立つ場合は、肌内部に炎症が残っているか、皮膚内で起きた炎症のために周囲の皮膚がうっ血している場合の2パターンがあります。
いずれも肌が正常に新陳代謝を行っている状態であれば2ヵ月ほどの間で次第に消えます。しかしターンオーバーに異常がある場合、なかなか赤みが消えず、そのまま残ってしまうこともあります。
赤みができても正常にターンオーバーを行っていれば次第に薄くなりますが、肌の機能が低下していたり、誤ったセルフケアを行っていると長期間赤みが残ってしまうことがあります。また赤みはそのまま放置するとシミとして定着してしまいます。
ダメージ回復後にメラニン色素が増産され、肌の表面に沈着した状態
色素沈着には、紫色のものと茶色のものがあります。
紫のものは血中のヘモグロビンが影響しており、化膿や炎症が治った直後に多く見られます。また茶色の色素沈着の場合は、メラニンが原因です。
いずれの場合も、顔の目立つ部分に残ってしまうと普段の生活で大変気になるものですし、そのせいでストレスが生じニキビが再発してしまうこともあります。気になる際には早めに医師に相談し、適切な治療を行うことをお勧めします。
紫色の色素沈着の場合、炎症や化膿によって肌深層部の毛細血管が破壊され出血し、血中のヘモグロビンの色が肌に残り、紫色になります。このまま時間を経過すると次第に紫から茶色に変化します。
また茶色の色素沈着はメラニンが原因です。ニキビの炎症によって細胞が壊れている状態では肌が正常にターンオーバーを行えないため、紫外線や炎症、化膿等から肌を守る働きを持つメラニンを正常に処理できず、肌の中に残ってしまいます。
正常にターンオーバーを行っている肌であれば次第に色素沈着が薄くなります。ですが肌機能が低下していたり、誤ったセルフケアをしている場合長期間に渡って色が残ってしまうことがあります。さらに放置することでシミとして定着してしまいます。
炎症により皮膚細胞が壊れ、新しい皮膚が正常につくられない状態
ニキビの炎症・化膿が真皮層にまで達し、周囲の皮膚細胞を破壊し弾力が失われて細胞が正常な働きを行うことができなくなると、クレーターのようなに陥没したり凸凹した肌になります。この状態では肌の再生能力や回復能力がすでに失われており、自然の力で回復することはかなり難しい状態になります。
赤ニキビ、化膿ニキビによる炎症に対して、白血球が免疫反応を起こし皮膚の細胞を破壊し化膿・炎症を押さえようと過剰に働きます。そうすることで真皮層の正常な機能が失われ、肌の弾力を保てず陥没や凸凹が生じます。
ニキビが完治しても、白血球によって破壊された皮膚組織は収縮した状態のままのため、クレーターが残ってしまいます。
光線治療 +イオン導入 |
ケミカル ピーリング +イオン導入 |
フォト RF |
レーザー トーニング |
PRP療法 (ACR) |
TCA ピーリング |
ダーマペン | |
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黒ニキビ | ◎ | ◎ | |||||
白ニキビ | ◎ | ◎ | |||||
赤ニキビ | ◎ | ◎ | |||||
化膿ニキビ | ◎ | ◎ | |||||
ニキビ跡の赤み | ○ | ○ | ◎ | ||||
ニキビ跡の 色素沈着 |
○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ||
ニキビ跡の凹み (クレーター) |
○ | ◎ | ◎ | ◎ |
ニキビに関するご相談やお悩みは、男女問わずとても多くいただきます。
大人ニキビの場合、食生活や睡眠不足、喫煙や飲酒、ストレスなど普段の生活習慣が複雑に絡み合っているため、現代社会で忙しく働いている方々の場合、以前よりも症状が出やすい状況になっているのかもしれません。
ニキビができた当初は市販のケア商品を使用する方も多いようですが、生活習慣なども深く関係している大人ニキビの場合は、市販商品では根本的に改善することは大変難しいでしょう。
またニキビと言ってもその状態によって治療方法は様々です。現在フェミークリニックでは、ピーリング、光治療、PRP療法など様々な治療法を導入しており、それぞれの症状に合わせ、的確な治療を提供しています。
また、ニキビを潰してしまうことで生じるニキビ跡のご相談も多くいただきます。ニキビ跡は肌が凸凹するだけではなく、赤みや色素沈着などが生じていることもあるため、医師による診察の上で的確な治療法を提案しで改善していきます。
ニキビ・ニキビ跡の治療は、いずれも症状や原因が複雑なため、きちんと医師が診察をした上で的確な治療を行うことが、跡を残さずにキレイに完治させるための近道です。
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